カーテンからローマンシェードにリフォーム
今のインテリアモリソンが存続するうえで、欠かすことの出来ないメーカー
「五洋インテックス」が、業績不振の為事業停止となりました。
今から28年程前でしょうか。インテリア業界最大の展示会「ジャパンテックス」で
五洋インテックスの「IN HOUSE」を知りました。
すごくポリシーのあるブランドで見本を吊らしていただくにも本社の判断が必要なくらい
プライドのある素敵なメーカーでした。
その頃、私も五洋インテックスに惚れていまして、よく売らせていただいておりました。
一時は弊社が、東海の専門店で一番の販売先と聞いたことがあります。
生地の仕入れにヨーロッパのデコジットという展示会にも同行させていただいたこともあります。
また、時にはお互いの企業価値感が合わず10年程、取引をしない時期もありましたが
5年程前より、改めて商売させていただいておりました。
初代社長の大脇家の頃を、懐かしく思います。
とても厳しい会社でしたが、素敵な会社だったと思います。
残念です。
今回お世話になったお客様は、それこそ24年程前のご新築時です。まだ小さなお子様でした。
そのお嬢様が、ご結婚され4年前にマンションのカーテンを吊替えいただいたのが下の写真です。
イギリスのメーカー「クラーク&クラーク」のあざやかなプリント生地です。
ところが当時お住いのマンションが、良い価格で売ることが出来ご新築の一軒家に代わることが決まり
このカーテンをどこかで使いたいと相談をいただきました。
当初製作したカーテンの丈は2m程。
そこで、2階のホールの窓にローマンシェードとして再利用させていただくことになりました。
それでも、丈が足らなくなります。シェードを製作する協力工場に確認し、継ぎ目はでても構わないので
生地をつなぎ合わして作ってほしいとお願いいたところ
こんな感じに仕上がりました。
光にかざすと、継いだ箇所は分かりますが、柄もうまく合っています。
カーテンからシェードの生まれ変わりました。
他、1窓分のカーテンも同じように巾継ぎをしてリフォームさせていただきました。
このようなリフォームをする場合、当初付いていたカーテンは必ずお洗濯をしていただくのが条件になります。
ご無理な場合は、モリソンでもクリーニングを承ります。
もちろん、お客様には他の部屋のカーテンもご依頼いただきました。
長いお付き合い感謝申し上げます。